年末が近づいてくると、ツイッターなどのSNSやpixivなどで「#年賀状企画」というハッシュタグをよく見かけませんか?
実はこれ、最近はSNSを中心に流行っている文化(?)でして、ざっくり言うと「SNSのみんなとは現実で知り合いなわけではないから年賀状のやりとりはしづらいけど、ネットなら気軽にできるじゃん!!!みんなでオリジナルの年賀状を送り合おう~~~!!!」という感じのものです。
主に絵師さん界隈(絵を描いてSNSやpixivにアップする、もしくは同人・商業誌などに絵や漫画を掲載しているSNS利用者の人たち)で流行していますが、最近では普段絵を描かない一般の利用者の間にも広まりつつあるようです。
この記事では「#年賀状企画」の一連の流れや参加・募集の方法、テンプレートの利用方法など、気になるポイントについて解説していきます!
>>テンプレート画像が必要なだけ、という方はこちらからどうぞ(ページ内移動です)
「#年賀状企画」の一連の流れについて
ツイッターのタイムライン上での例です。
下のような感じでやりとりが行われることが多いです。(あくまで一例です)
後ほど詳しく書きますが、年賀状を送る方法は「参加者の実際の住所に年賀状を送る」「コンビニのネットプリントサービスを利用して、参加者に印刷してもらう」「DMなどで年賀状の画像データを直接送る」などが主流となります。
年賀状企画やります!応募方法はテンプレを見て、直接リプライください!交換じゃなくてこちらからの一方でもOKです!
リプライ:年賀状ほしいです!こちらは絵が描けないので、一方でお願いします><
応募ありがとうございます~、一方ですね了解です。
お正月に送りますのでお待ち下さい!
ーーー そして、お正月 ーーー
あけましておめでとうございます!年賀状をDMで送りました!
あけましておめでとうございます!DM受け取りました!めっちゃ良いです!ありがとうございました~
10~12月に募集が行われ、1月に年賀状が配布(交換)が行われる。
ざっくりこんな感じの流れですね。
「#年賀状企画」に参加する方法と注意点
参加する側は、大きく2種類の参加方法があります。
- 一方で年賀状をもらうだけ
- こちらからも年賀状を送って交換する
順に説明していきますね。
一方で年賀状をもらう場合について
一方で年賀状をもらうだけ、というのは先程の例のような形式ですね。年賀状を交換するのではなく「#年賀状企画」を募集する側が年賀状を配布するだけということです。
こちらの場合は特に難しいことはなく、募集元のツイートにて「リプライで応募」なのか「DM(ダイレクトメッセージ)で応募」なのかを確認して、そのとおりにするだけです。たまに応募された中から抽選で○名にという募集もあります。
注意点として、リプライやDMで応募する際はなるべく丁寧な文を送りましょう。特に一方のみの場合は、マナーが悪いとトラブルに発展することがありますので気をつけましょうね。
こちらからも年賀状を送って交換する場合について
こちらからも年賀状を送る場合も応募方法に特に違いはありませんが、必ず「交換でお願いします。」と書いて応募するようにしましょう。
年賀状ができたら、お正月に送るだけですね。送る方法(DMなのか、ネットプリントなのか、実際の郵便なのかなど)の指定については、募集している人のツイート及び募集テンプレートに記載があるはずですが、ない場合は直接確認すると良いです。
これは一方での参加にも言えることですが、実際の郵便を利用する場合は、個人情報ですので住所の取扱に注意が必要です。
「#年賀状企画」で募集する方法と注意点
募集する側は少しやることが多いです。下記のような流れになります。
- 募集テンプレートを作成する(後ほど詳細を記載)
- ツイッターなどのSNSでテンプレート画像を添付しつつ、募集要項を記載した投稿を行う
- 募集を受け付ける(質問などがあれば回答する)
- 募集を締め切る
- 年賀状(データ)を作成する
- 実際の年賀状の場合、お正月に届くように12月中旬以降にポストに投函する。それ以外の場合はDMやネットプリントの準備を行う。
- 年賀状が配布される
こんな感じになります。
重要な部分について別途説明していきます。
募集要項とテンプレートの利用について
募集する側は「#年賀状企画」を募集するにあたって、参加に必要になる情報を整理してまとめておく必要があります。
情報が不足している状態でSNSに募集投稿を行ってしまうと、あとから質問が多くきたり、トラブルにもなりかねないので注意が必要です。
最低限、下記の情報の明記が必要になるでしょう。
- 年賀状のやりとりは「交換」「一方」「どちらでもよい」のどれなのか?
- 年賀状の形式は「ハガキ」「画像(DM、ネットプリントなどを想定)」「どちらでもよい」のどれなのか?
- 年賀状の形式が「ハガキ」の場合は住所のやりとりをどうするのか?
- 年賀状の絵柄のジャンル(漫画・アニメ・ゲームなどの)はどうなる予定なのか?参加者のリクエストは受け付けるのか?
- 応募を受け付ける方法について(リプライ・DMなど)
- 年賀状は応募者全員に送るのか?抽選するのか?フォロワーに限るのか?など
- 年賀状応募を受け付ける期限について
- 年賀状を送る時期について
これらの情報をまとめて、可能な限りテンプレート画像に記載してしまいましょう。(ツイッターの場合はツイートできる文字数に限りがあるので)
↓テンプレート画像はこちらになります。PCの場合は右クリックで保存・スマホの場合はタップ長押しで保存できます。
(テンプレート作者:@wadnic3204 様)
保存できたら、画像加工アプリ・ソフトなどで募集要項を書き込みましょう。
下のアプリがおすすめです。
Canva: ポスター, フライヤー, ロゴメーカー
Canva無料posted withアプリーチ
Phonto 写真文字入れ
youthhr無料posted withアプリーチ
2019年の例ですが、こんな感じに画像加工すると良いと思います。
#年賀状企画2019
フォロワーさん全然いないけど、年賀状企画やります!
参加方法はRTするだけ(ふぁぼだと誤反応もありえるためRTにさせていただきます)
FF内外問いません!
RTした方にDMを送りますので、そちらでキャラの指定などお願いします
ジャンルに書いてないアニメなどのキャラも大丈夫です pic.twitter.com/6P4YSQw2eS— 暗月薫 (@kuratsuki_K) October 13, 2018
しっかりと整理した情報を記載することで応募者さんも安心して応募できますので非常に重要な部分です。
また、ツイッターでの募集ツイート時には「#年賀状企画」「#年賀状企画2023」というハッシュタグを入れると、ハッシュタグ経由で応募がくることもありますのでオススメです!
リスト機能の活用について(ツイッターの場合)
応募者が多い場合はいざ年賀状配布の際に「あれ?この人も応募してくれたんだっけ?どうなんだっけ?」と、わからなくなってしまいがちです。
ツイッターでの募集の場合にはリスト機能を活用して、参加者をまとめておくと便利です。
「#年賀状企画」で年賀状を作成する方法について
年賀状を準備する際におすすめの方法をご紹介していきます。
年賀状印刷サービスを利用する←おすすめ◎
【年賀状企画】
無事に印刷所から届きました!
年賀状欲しいという方、交換してくださるという方、ふぁぼ(いいね)ください。後日DMさせていただきます。
(以前のツイにふぁぼ(いいね)頂いた方、個別にリプ頂いた方カウントしてます) pic.twitter.com/5gVJCFg5oN— るりのん@あくせらたんおるた (@rurino_akira) December 20, 2015
SNSを見ていると、DMでの交換やネットプリントでの年賀状交換が結構多いようですが、個人的には実際の年賀状に自作のイラストを印刷して送るのをオススメしたいです!
実際の年賀状だと嬉しさが全然違いますし、やっぱり形に残るのって良い思い出になると思うんですよね。
でも家にプリンターってないなぁ…」とか「家のプリンターだとクオリティが、、」という方には、年賀状印刷サービスの利用がオススメです!
同人誌を作成する際に絵師さん達が印刷所を利用しているのはご存知だと思うのですが、実は年賀状も自作のデータを入稿して印刷を発注できるんです!
同人誌と違って価格は全然高くなくて、大手印刷会社のネットスクウェアさんなら、例えば10枚印刷しても5,335円ほどで注文できちゃいます!
印刷会社に注文した年賀状は、家やコンビニで印刷したものより断然品質が良いのでオススメです!
ネットプリントを利用する
ネットプリントを利用して年賀状を印刷する方法です。
よく「ネップリ」などと呼ばれるのがこの方法で、コンビニなどのプリントサービスを利用します。
大まかな流れはこうです。
- (募集側でも参加側でも)年賀状を配布する代わりに、ネットプリントサービスに年賀状イラストを登録します
- 登録時に「ネットプリント番号」が発行されるので、配布予定だった相手に「ネットプリント番号」を伝えます
- 「ネットプリント番号」を受け取った人はコンビニに行き、プリントサービスで番号を入力することで、年賀状イラストを紙に印刷することができます
●対応しているコンビニ一覧
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- サークルKサンクス
- セイコーマート
- セーブオン
白黒だと1枚20円、カラーでも1枚60円ですのでかなり安く済みます。
個人情報なしでやりとりできるので、年賀はがきにこだわらない場合はメリットが大きいですね。
日本郵便の「年賀状トレード」を利用する
日本郵便「年賀状トレード」
https://nenga.yu-bin.jp/send_letter/
2024年11月から開始予定のサービスです。このサービスを利用することで、住所などの個人情報を交換せずに年賀状を送り合うことができますよ〜
ざっくりと使い方ですが、
- 年賀状トレードに登録してログインする
- 自作した年賀状画像をアップロードする(自分の年賀状ページができる)
- 年賀状を送りたい人に自分の年賀状ページのURLを共有する
- 相手から交換申請を送ってもらう(こちらから申請してもOK)
こんな感じになります!
ネットプリントなどと違い、このサービス上で公開された年賀状なら知らない人にも交換申請を送ることができるので、このサービスでの年賀状交換をきっかけに新たな交流が生まれることもあるかもしれませんね〜!!
まとめ:ルールを守って年賀状交換を楽しみましょう!
「#年賀状企画」のやり方やテンプレなどの情報まとめは以上です!
【少しだけ宣伝】
この記事が結構バズってるようなので宣伝させてください。
↓推しアプリです。無料なのでぜひダウンロードして遊んでみてください!!!
記事の途中でもご紹介しましたが、印刷会社に注文して年賀状を作成してみるのはオススメですよ~
個人的な感想なんですが、やっぱりデータの交換だと少し味気ないんですよね…
せっかく年賀状という伝統文化のイベントですので、形にもこだわりたいところです。
10枚で5,335円ほどと、価格もかなりお手頃です!
ではでは、「#年賀状企画」是非、参加or募集してみてくださいね!